2012年4月24日火曜日

口内炎にマルチビタミンは???

4月16日の記事から・・・


「口内炎にビタミン剤が良い」と言われていましたが・・・


ビタミン欠乏は再発性潰瘍性口内炎に関係するとされていますが、マルチビタミンを1日1回服用しても一般的な口腔内疾患は予防できないことが、新しい研究で示されました。



この 再発性潰瘍性口内炎は、米国人の約40%にみられ、10代および若年成人に多く、原因は不明ですが感染性ではありません。

命を脅かすものではありませんが、非常に痛みが強く、摂食や発話、歯磨きが困難になるといった他の問題が生じます。

一般的にはアセトアミノフェン(タイレノール)が疼痛緩和に有用であり、温かい飲み物やアイスキャンデー、塩水でのうがいを避けることも有用であるとされています。


米国歯科医師会(ADA)誌4月号に掲載された今回の研究は、アメリカのコネティカット大学で2005年~2009年にわたり160名の対象者の方々を83名の試験郡と77名の対象群に無作為に分けて研究されました。 

試験群は、必須ビタミンの1日推奨摂取量100%から成るマルチビタミンを1日1回、1年間服用し、対照群はプラセボを服用しました。
被験者は、錠剤を服用するたびに、潰瘍性口内炎エピソードと疼痛レベル、食事摂取量に対する口内炎の影響の有無を記録しました。



研究の結果、両群とも約4回のエピソードが生じ、それぞれ約8日間持続しました。

疼痛レベルおよび特定の食物の摂食能力に群間差はなく、投薬レジメンに対するコンプライアンス(服薬遵守)にも差はありませんでした。

ビタミンB12レベルが低かった14例のうち5例が試験群、9例が対照群でした。

新規潰瘍性口内炎エピソード数に群間差はありませんでした。

葉酸レベルが低かったのは2例のみであり、少数であったため解析は実施されませんでした。

潰瘍性口内炎の傾向のある患者がマルチビタミンを服用しても、潰瘍性口内炎の期間または頻度は減少しなかったため、臨床現場でマルチビタミンを勧めるべきでない。重症の場合は、特に低レベルのビタミンB12または葉酸についてスクリーニングを行うべきであると言い、別の専門家は、患者は理解していないため非常に不安に思うことが多いが、大多数が軽度の症例であり、治療なしで7~10日で治癒すると述べています。



近年、他にもビタミン剤を摂取するデメリットが明らかになり始めています。

緊急を要する場合や摂食に問題がある場合は別として、一般的に食事を摂れる方は、食事の中で栄養を補給する事が一番身体に必要な行為だと思います。




2012年3月6日火曜日

睡眠薬が死亡及び癌のリスク増大と関係

睡眠導入(補助)薬の処方は、夜間に十分な休息を必要とする人には有用かもしれませんが、常用は死亡や、特定のタイプの癌(がん)の発症につながる可能性が高い事が、新しい研究で示唆されました。

これらのリスクと関係する睡眠薬には、ベンゾジアゼピン系薬剤のテマゼパム、非ベンゾジアゼピン系薬剤のゾルピデム(日本での商品名:マイスリー)、エスゾピクロン(日本での商品名:ルネスタ)、ソナタ(日本未発売)、さらにバルビツレート系薬剤、鎮静薬の抗ヒスタミン薬が含まれます。


ただし、今回の研究は睡眠補助薬と死亡リスクの関連性を示したものに過ぎず、因果関係を示すものではないため、多くの専門家はこの知見から性急に何らかの結論を下さないよう警告しています。

医学誌「BMJ Open」オンライン版に2月27日掲載された今回の研究で、米スクリプスクリニック・ビタビファミリー睡眠センター(カリフォルニア州)では、平均年齢54歳の1万500人以上を追跡しました。


被験者の健康状態はさまざまで、2002~2007年に平均約2.5年間、睡眠薬の処方を受け、これらの患者と睡眠薬を使用しなかっ
た人の死亡および癌のリスクを比較しました。



研究の結果、1年18回量未満を処方された群では非処方群に比べて死亡リスクが3.6倍、18~132回量処方群では4倍以上高かった。


132回量超処方群の死亡リスクは非処方群の5倍であった。


これは年齢を問わず認められたが、18~55歳の人が最も高かった。


ゾルピデムを服用していた4,336人では265人、鎮静薬、睡眠薬ともに服用しなかった23,671人では295人が死亡しました。



また、最も高用量の群では食道癌やリンパ腫、肺癌、大腸癌、前立腺癌などの発症リスクも高かった。


ただし、白血病、乳癌、子宮癌、膀胱癌、白血病、メラノーマのリスク増大はみられず、この関連性は既存の健康障害では説明できないという。


「よく使用される睡眠薬が衝撃的な死亡の増加と新たな癌の増加に関連している。これらのリスク増大を説明しうる既知のメカニズムは多数ある」と述べている。



米ノースショア・ロングアイランド・ジューイッシュ・ヘルスシステム(ニューヨーク)の ビクター・フォルナーリ 博士は、「内科疾患や心理的問題による困難があればまず睡眠に影響する。必要を感じて医師の処方を受ける場合、投薬中止は不要だが、気軽に服用しないよう注意すべきである」という。


別の専門家は睡眠薬を慢性的に使用しないよう警告しています。




お客様の依頼で複数の睡眠薬を調べましたが、強い薬が一般的になっていて驚きます。
この結果が、近い将来、受け入れられる事を願っています。

2012年3月5日月曜日

母乳哺育が肥満の減少に有効

 妊娠糖尿病の母親から生まれた児の肥満リスクは、6カ月以上の母乳哺育によって低減可能であることが、米コロラド大学デンバー校公衆衛生大学院の長期追跡研究から明らかになりました。




妊娠中に母親が糖尿病だった児では、過栄養状態に曝されることから、その後の人生における糖尿病リスクが上昇することが知られています。


対象は、妊娠糖尿病の母親から生まれた児94例と、非糖尿病の母親から生まれた児399例。

13歳まで追跡を行った結果、糖尿病の母親から生まれ、6カ月以上の母乳哺育が行われた児では、母乳哺育が6カ月未満だった児に比べ、成長に応じたBMIの上昇スピードが有意に遅いことが明らかになりました。

この傾向は、非糖尿病の母親から生まれた児についても同様だったとの事です。

母乳哺育は、小児肥満リスクを低下させるための臨床的、あるいは公衆衛生的に重要な戦略となると解説するとともに、この知見が米国小児科学会の推奨する「6カ月以上」という母乳哺育期間を裏付ける新たなデータともなることを挙げ、「産後すぐの女性を対象とする母乳哺育指導は、小児科、産科、公衆衛生の各側面から行いうることだ」と述べています。


そういえば、どんなに母乳が出ない方でも、たちまち母乳が出る様になるマッサージをされる方がテレビに出ていました。

私の妻も初産の後、母乳が出ませんでしたが、母親と弊社社長による母乳マッサージをした直後から出始めました。


最近は、良いとされるミルクが沢山出回っていますが、やはり母乳に勝るものは無いのでしょうね?

ビタミンEの過剰摂取に注意!

老化防止をうたう栄養補助食品として人気のビタミンEを摂取しすぎると、骨粗しょう症になる危険が高まることが分かり、研究を行った慶応大学などのグループは「摂取量の上限を検討し直す必要がある」と指摘しています。



慶応大学などの研究グループは、ビタミンEに骨を壊す細胞の働きを活発にする性質があることを動物実験で確かめました。

そして、骨への影響を実際に調べるため、健康な大人が栄養補助食品として摂取する場合の最大量に相当するビタミンEを48匹のネズミに8週間、毎日与え続けました。

その結果、通常のエサを与えた場合に比べ、骨の量が平均で20%減少し、すべてのネズミが骨粗しょう症の状態になっていたということです。


研究グループでは、ビタミンEの過剰な摂取は、骨の新陳代謝のバランスを崩し、骨粗しょう症になる危険を高めると結論づけています。

ビタミンEはしみなど防ぐアンチエイジングの栄養補助食品として人気で、アメリカでは人口の10%以上が服用し、日本でも利用者が増えていると見られています。

研究を行った竹田秀特任准教授は「ビタミンEは老化防止にたくさん取った方がいいと考えられていたが、骨粗しょう症による骨折や寝たきりという深刻な問題につながるおそれがあることが分かった。
摂取量の上限を検討し直す必要がある」と指摘しています。


厚生労働省が定める食事摂取基準による目安量は1日7ミリグラムで、許容上限量は800ミリグラム。
ただ、国内外で市販されているサプリメントの中には、1日の摂取量にして1,000ミリグラムのビタミンEが含まれているものもある。

通常の食事から摂れるビタミンEも考えると、ビタミンEの摂り方も見直す必要があると思います。


栄養補給は、毎日の食事の中で行う事が大切だと思います。

2012年2月28日火曜日

サーチュイン(長寿)遺伝子、哺乳類でも効果…何故かオスだけ

サーチュイン遺伝子、ご存知ですか?

昨年、NHKの番組や、世界一受けたい授業などでも紹介され、話題となっている遺伝子です。

現代人の多くは眠っている遺伝子と言われていますので、食事を30%減らすなど、飢餓状態になる事でスイッチがオンになると言われています。

サーチュイン遺伝子のスイッチがオンになると、病気の発症や老化の進行が遅くなり、長寿につながると言われています。

最近は、効果を疑問視する結果も発表され議論が活発になっていましたが、哺乳類は7種類のサーチュイン遺伝子(Sirt)を持つが、寿命を延ばす効果は確認されていませんでした。

しかし、最近イスラエルの研究チームが寿命を延ばす遺伝子というのをマウス実験で発見し話題になっています。


発表によると、酵母で発見された長寿遺伝子「サーチュイン(Sirt)」の働きを高めると、オスのマウスの寿命が延びるという。

Sirtの仲間の遺伝子は、人間を含む多くの生物が持ち、線虫やショウジョウバエでは寿命延長効果があるとされる。



同国バール・イラン大学の研究チームでは、その遺伝子が欠損すると長寿とは逆に加齢症状に似た異常が出るSirt6に注目している。

遺伝子組み換え技術で、この遺伝子の働きを高めたマウスを2系統作成し、寿命の変化を調べた結果、オスのマウスでは、平均寿命がそれぞれ14・8%と16・9%延びたが、メスのほうでは、まったく効果は見られませんでした。

現段階では、どういう仕組みで寿命が延びたのかは詳細はわかっていませんが、もし詳しくわかれば、健康的な長寿に役立つとして、世界から注目を集めています。


すべての生物で、カロリーを制限することで病気の発症や老化の進行が遅くなることは分かっていますので、まずは食べ過ぎない事を心がけるだけでも、健康な体づくりには十分です。

パーキンソン病に太極拳は有用

週2回の太極拳の実践がパーキンソン病患者のバランスと歩行能力の改善に有用であることが、新しい研究で示されました。

これまでにも、パーキンソン病患者に対し短期間の太極拳が提唱されていたが、科学的あるいは臨床的に有用性は確認されていませんでした。




パーキンソン病は神経変性脳疾患であり、米国では約100万人に認められ、日本でも14万5千人(2005年 厚生労働省データ)の患者さんが認められています。

ボクシングの元世界ヘビー級チャンピオンのモハメッドアリさんが発症していて、有名な疾患です。

通常は徐々に進行しますが、それにつれて運動制御能力が低下し、振戦や 筋硬直、不安定性などの症状が現れます。



身体活動はこの運動機能低下の遅延に有用であることが知られています。

米オレゴン研究所(ユージーン)研究科学者のFuzhong Li氏らは、太極拳、レジスタンストレーニング(筋力トレーニングの総称)、ストレッチの効果を比較しました。

同氏らは、軽度から中等度のパーキンソン病患者 195人を、3群のいずれかに無作為に割り付け、各被験者に60分のセッションを週2回、24週間参加してもらい、バランス維持に重要な姿勢安定性の変化と、患者の歩行の様子と体力を検討しました。

研究の結果、「太極拳」はバランスおよび「歩行能力の改善」についてレジスタンストレーニングやストレッチよりも優れ、「転倒回数の減少」についてはストレッチよりも優れ、レジスタンストレーニングとは同等だったとの事です。

また、太極拳によるベネフィット(便益)は3カ月後も継続していました。

研究結果は、医学誌「New England Journal of Medicine」2月9日号に掲載されました。


Li氏は、
「太極拳を試したい患者は、医師にその運動に詳しい理学療法士を紹介してもらうことを勧める。理学療法士の指導により、患者とその症状に運動を合わせることができるため、DVDや自分で試すよりもよい」と述べています。

全 米パーキンソン病財団(NPF)のMichael Okun博士は、「太極拳は、集中力の向上、環境の認識、大きな歩幅、バランス制御増強に焦点を当てた動きを取り入れている。そのため、この種の症状に合わせた療法がレジスタンストレーニングやストレッチよりも、バランス評価で優れているのは理にかなっている。ただし、レジスタンストレーニングやストレッ チもパーキンソン病では有益であり、患者に適した正しい治療法の選択が重要である」と述べている。



太極拳は、ゆっくり関節を伸ばす動きに加え、ゆっくりとした体重移動などで体幹の強化にも良いと言われ、年齢を問わず良いと言われていました。

私も一度体験しましたが、ゆっくりした動きなのに、からだ全体をしっかり使い、1時間程度で相当な汗が出ました。

是非一度、試されてみては、いかがでしょうか?

2012年1月31日火曜日

コレステロール低下薬が高齢女性の糖尿病リスクを高める

コレステロール低下薬「スタチン」が、閉経女性における糖尿病リスクを高めることが、米マサチューセッツ医科大学の研究で明らかになりました。

医学誌「Archives of Internal Medicine」オンライン版に、1月9日掲載されたこの研究結果は、コレステロール低下薬と男女の糖尿病リスク上昇の関連を指摘した過去の知見とも重なるが、「現行の脂質異常症治療ガイドラインを変更させる知見ではない」としています。

スタチン系薬剤は、心疾患の予防および進行抑制のため、血中コレステロールを低下する目的で用いられます。

米国ではアトルバスタチン(商品名:リピ トール)やフルバスタチン(同:Lescol※日本での商品名:ローコール)、ロバスタチン(同:Mevacor※同:メバコール)などが承認されています。


研究では、1993年から閉経女性15万4,000 例を追跡している大規模研究のデータを分析した。

開始当初の対象の平均年齢は63歳で、糖尿病患者は含まれず、対象の約7%がスタチン系薬剤を服用 していた。

2005年までの追跡で2型糖尿病発症が確認されたのは約1万0,200例。

分析の結果、スタチン系薬剤の服用群では非服用群 に比べ発症率が1.71倍高いことが判明。

糖尿病の家族歴やボディ・マス・インデックス(BMI)、身体運動量などの因子を調整しても、服用群の発症 リスクは1.48倍高かった。

スタチン系薬剤の種類によるリスクの違いはなかった。

本研究はスタチン系薬剤と糖尿病の関連を確認したのみで、因果関係を明らかにしたものではないが、「スタチン系薬剤がインスリン調整やグルコース反応の機構に影響を与える可能性も考えられる」としている。

一般女性へのメッセージは、「健康的な体重を維持し、健全な食事と身体運動を心がけ、健康上の問題があれば改善して、糖尿病リスクの低下、すでに糖尿病に罹患 している場合には疾患管理ができるよう生活習慣に気を配ることである」とし、「スタチン治療が必要ならば拒否すべきではない」と述べて います。


コレステロールを低下させる薬には、横紋筋融解症などの副作用があります。
横紋筋融解症は筋肉を溶かす症状で、この薬を服用後、尿の色が濃くなったり、筋肉痛の様な痛みが発症したり、階段の上り下りや物を持つのが辛く感じる場合には、ご注意下さい。

また、慶應義塾大学の近藤誠さんの著書の中に、スタチン系の薬でコレステロール値を正常値よりも下げた場合には、ガンのリスクが飛躍的に上昇する結果が記載されております。

難病や臓器を切除するなどの理由から、自分でコントロール出来ない事がある場合には医薬品の力が必要となりますが、コレステロールは食事の内容や生活習慣を改めるだけで改善できる項目です。

節制する事で解決できる事は、医薬品に頼らず、少しだけ努力する事が大事だと思います。


食べたい物を少し我慢する事と、食べたいものは我慢しないけどガンになる確率が高くなる・・・

あなたは、どちらを選びますか?