京都大学の研究グループが、特定のがん細胞だけを狙って自ら死に至らせる技術の開発に世界で初めて成功したと発表しました。
塩基配列を組み代えた「RNA(リボ核酸)スイッチ」を開発し細胞に加えたところ、がん細胞から出るたんぱく質を識別して、がん細胞を自発的に死滅させることに成功したという内容でした。
スイッチを切り替えることで、細胞の死滅を抑えることにも成功したとの事です。
特定のたんぱく質に反応して、細胞の生き死にをコントロールできる技術は世界でも初めてだといいます。
京都大学・次世代研究者育成センターの齊藤博英特定准教授の話によりますと、「がん細胞で、あるタンパク質が発現。そのタンパク質に応答して、細胞の運命を制御する ようなことができる。そのタンパク質を発現している細胞だけ、細胞死を誘導するというようなそういったシステムをつくることが可能になりました」という内容です。
これまでの抗がん剤治療では、がん細胞だけでなく、正常な細胞にも薬が効いてしまうため、脱毛などの副作用が課題となっていました。
研究グループは今後、臨床に向けた実験を重ね、将来的に副作用のない新薬の開発につなげたいと話しています。
科学の進歩によって、色々な事が解明されて、色々な事ができるようになっていくのですね。
但し、自然界の中で生まれ絶妙なバランスで生命活動を維持している生命を人間がコントロールする事で別の問題が生じないのか、心配です。。。
また、発症した病気を改善していく方策は科学の進歩共に劇的に進化していく事と思われますが、何故病気になるのか?、そして病気の原因となる習慣をを改める環境作りも同時平行で実践して頂く事が、より健やかな毎日を送るためには大切なことではないでしょうか?
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