2013年1月23日水曜日

経口抗がん剤で、膵臓癌の生存率向上


早期発見が難しく、発見された時点で末期・・・
という事が多い「膵臓がん」。

今まで使われてきた点滴による抗がん剤「ゲムシタビン」を投与した場合、2年後の生存率が53%だったのに対し、経口抗がん剤「S―1」を使うと2年後の生存率が70%と大幅に向上した事を、静岡県立静岡がんセンター(同県長泉町)などのチームが23日、発表しました。

国内33病院で、患者計385人が参加した臨床試験の中間解析で大きな効果が見られたようです。

これまでゲムシタビンを使っても約20%だった手術後の5年生存率が改善されるとみて、チームは調査を続けているそうです。


★膵臓癌とは?
厚生労働省による人口動態調査によると2004年の日本における死亡数は22,260人で、男性11,933人、女性10,327人。
癌の死因別では男女とも第5位で、年々増加傾向にあります。
自覚症状としては、腹痛や体重減少などがありますが、主だった症状が無い為、発見が難しいと言われています。※強い腰痛として症状が出る事もあります。

★膵臓とは?
膵臓は、膵液と呼ばれるインスリンやグルカゴン、消化酵素を含む体液を分泌し、それを消化管に送り込む臓器です。
膵臓がんの他にも、膵炎などがあります。
インスリンは、主に血糖をコントロールする働きがあります。
現代は、飲食物に使われている糖分の多くは安価で大量生産のできるブドウ糖果糖液ですが、本来はブドウ糖と果糖が一緒になったものはなく、ブドウ糖果糖液を継続的に摂取する事は膵臓に大きな負担を強いると言われています。


私の親戚にも、膵臓がんで亡くなられた方がいます。
幼い頃でしたので詳しくは覚えていませんが、長い間腰が痛いと言われ治療を受けてきたが、膵臓がんからくる腰痛だったと言われていた事を覚えています。


以前、実際に聞いた話ですが・・・

ずっとお腹が痛くて、何度病院で診てもらっても原因が分からなかった時、ご年配の医師を紹介されて診てもらったところ、聴診器や脈、視診のみで膵臓に異常があるので、大きな病院で診てもらいなさいと言われたそうです。
紹介された病院で精密検査を受けたところ、初期の膵臓がんが見つかり、大事に至らなかったと言われていました。

検査結果とカルテだけを見て、患者さんの顔を見ないで診察される医師も居るとお聞きしますが、本来の医師の姿はこの様な方なのだと思いました。

まずは、「自分の体は自分で守る」という心掛けが大事なのだと思います。

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