昨年、NHKの番組や、世界一受けたい授業などでも紹介され、話題となっている遺伝子です。
現代人の多くは眠っている遺伝子と言われていますので、食事を30%減らすなど、飢餓状態になる事でスイッチがオンになると言われています。
サーチュイン遺伝子のスイッチがオンになると、病気の発症や老化の進行が遅くなり、長寿につながると言われています。
最近は、効果を疑問視する結果も発表され議論が活発になっていましたが、哺乳類は7種類のサーチュイン遺伝子(Sirt)を持つが、寿命を延ばす効果は確認されていませんでした。
しかし、最近イスラエルの研究チームが寿命を延ばす遺伝子というのをマウス実験で発見し話題になっています。
発表によると、酵母で発見された長寿遺伝子「サーチュイン(Sirt)」の働きを高めると、オスのマウスの寿命が延びるという。
Sirtの仲間の遺伝子は、人間を含む多くの生物が持ち、線虫やショウジョウバエでは寿命延長効果があるとされる。
同国バール・イラン大学の研究チームでは、その遺伝子が欠損すると長寿とは逆に加齢症状に似た異常が出るSirt6に注目している。
遺伝子組み換え技術で、この遺伝子の働きを高めたマウスを2系統作成し、寿命の変化を調べた結果、オスのマウスでは、平均寿命がそれぞれ14・8%と16・9%延びたが、メスのほうでは、まったく効果は見られませんでした。
現段階では、どういう仕組みで寿命が延びたのかは詳細はわかっていませんが、もし詳しくわかれば、健康的な長寿に役立つとして、世界から注目を集めています。
すべての生物で、カロリーを制限することで病気の発症や老化の進行が遅くなることは分かっていますので、まずは食べ過ぎない事を心がけるだけでも、健康な体づくりには十分です。
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