2012年3月5日月曜日

母乳哺育が肥満の減少に有効

 妊娠糖尿病の母親から生まれた児の肥満リスクは、6カ月以上の母乳哺育によって低減可能であることが、米コロラド大学デンバー校公衆衛生大学院の長期追跡研究から明らかになりました。




妊娠中に母親が糖尿病だった児では、過栄養状態に曝されることから、その後の人生における糖尿病リスクが上昇することが知られています。


対象は、妊娠糖尿病の母親から生まれた児94例と、非糖尿病の母親から生まれた児399例。

13歳まで追跡を行った結果、糖尿病の母親から生まれ、6カ月以上の母乳哺育が行われた児では、母乳哺育が6カ月未満だった児に比べ、成長に応じたBMIの上昇スピードが有意に遅いことが明らかになりました。

この傾向は、非糖尿病の母親から生まれた児についても同様だったとの事です。

母乳哺育は、小児肥満リスクを低下させるための臨床的、あるいは公衆衛生的に重要な戦略となると解説するとともに、この知見が米国小児科学会の推奨する「6カ月以上」という母乳哺育期間を裏付ける新たなデータともなることを挙げ、「産後すぐの女性を対象とする母乳哺育指導は、小児科、産科、公衆衛生の各側面から行いうることだ」と述べています。


そういえば、どんなに母乳が出ない方でも、たちまち母乳が出る様になるマッサージをされる方がテレビに出ていました。

私の妻も初産の後、母乳が出ませんでしたが、母親と弊社社長による母乳マッサージをした直後から出始めました。


最近は、良いとされるミルクが沢山出回っていますが、やはり母乳に勝るものは無いのでしょうね?

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